死後事務委任契約の理解②-委任契約書の内容-
誰もが迎えることになる「死」というものについて考察する為、数回に亘って死後事務委任契約についてシリーズで解説しております。
前回は、「死後事務委任契約の理解①-委任契約の概要-」として基礎理解としてまとめましたが、第2回目は、「死後事務委任契約の理解②-委任契約書の内容-」として、少しづつ各論に触れてみました。
前回も申し上げましたが、ご親族等を亡くされた経験のある方は、その後の手続きに忙殺される大変さを実感されたことと考えます。当たり前のことなのですが、死亡後に必要な手続きは、基本的には「全て残された親族が行うことが前提」となっています。
現代は「おひとりさま」の時代とも言えます。生涯独身の方もいらっしゃいますし、家族・親族がいた場合でも、基本的に核家族を前提としている現代社会では、いざ「死」という局面を迎えるにあたっては、「身近に頼れる親族がいない」ということが多く見受けられるのです。
今回は、「死後事務委任公正証書」の記載例や、「死後事務委任契約と一緒に進めておきたい5つの手続き」について、より各論での準備について添付スライドにて簡単にまとめてみました。特に、全体の流れをぼんやりとでも掴んでくと、もしもの時には非常に役に立ちますので、ぜひ活用してみてください。
死後事務委任契約の理解②-委任契約書の内容-(2019.7.16)